與那嶺選手の本番前ケア

空前のメダルラッシュの東京オリンピック。あまりにメダルが多すぎて追いきれなくなりませんでしたか?💦
いまさらですが、オリンピック女子ロードに出場された與那嶺選手のケアをさせて頂きました。
3年前から😲プライベート合宿から会場入りすると決めていた、TeamEriから1週間のオファーを頂いていたのですが、このコロナ禍で2回キャンセル。
まぁ、そうよねぇ~。と思っていたら、一週間前に3度目のオファー。今度は確定と言われましたが、すでに院の予約が埋まってまして💦
2泊3日でも良いから・・・と言われたのを1泊2日にして頂いて、それでもご予約の変更をお願いしたクライアント様には感謝しかありません。
バブルの外から持ち込んでは大変と、人生初の(笑)PCR検査もしました。
競輪選手から聞いていましたが、ホントに受けたら「陽性だったらどうしよう💦」って思うんですね。陰性の連絡に胸をなでおろしました。

毎年全日本でケアさせて頂いてましたが、今回は特別。
なんてったってオリンピック、そして「腸骨動脈線維症」(lliac)。もちろん臨床経験のない症例なので、休みの日には勉強&母校で勝手にカンファレンス(笑)
ちょうど臨床経験ありな担任の先生や、パラの選手をケアしてる学科長のお陰で、何となくやる事は見えたぞ!と勇んで・・・
悔いは残したくないので、鍼だけでなく、フィジオ・パルス・オイルと思いつく限りの手段全部持参(笑)
さぁ、なんでもご要望をどうぞ!
「え。。。お任せします。」ガクッ(笑)
今までもそうだったけど、念願のオリンピック。多少はナーバスになってると思ったのに、私の予想の斜め上を行く落ち着きっぷり(笑)
・・・にしても年1回、去年は会えなかったから2年ぶりの私に任せちゃって大丈夫???
こっちが不安いっぱいだわ(笑)けど、なるべく出さないように、VTを使って経絡検査。
極端な脾腎両虚。心が出るかと思ったのに意外。だけど想定内なので、脾腎を補い・・・ちょっと反応悪かったのでエレキバンも使用。
フィジオで脚内側中心に全身しっかり緩め、最後は鍼で仕上げ。
これでダメなら、血管パルスかな?と思っていたけど、終了後、恵理ちゃんが「ヤバい」というほど、足の甲の血管が出て血流爆上げな感じ(笑)
写真撮っておけば良かった。

一晩明けて「ちょっと足が暑くて寝つきが悪かった。」との事。VTの結果も同様だったので、動脈考慮した一つ残してエレキバンを外す。
ここでやっと?出る予定だった(笑)心虚が出たので、調整して練習へ行ってもらいました。

足のむくみが取れて細くなったのを見て、揶揄い口調で「可愛くなった」と発言して叱られるコーチ(笑)
こういう時はあんこ男がフォロー役。←出来てないけど
2時間ほど流すというので、私たちは折角だからの山中湖散歩

富士山見えると嬉しくなるのは日本人?

練習の気配も良かったと言われるので、最後も軽く経絡整えて、練習で出てきた新しい張りを取って終了。
本番までのマッサージで重視して欲しい所。万が一の時に気を整える方法をお伝えして帰宅しました。

出たがりな筈のコーチが、3人で!と言われたのは驚きました(笑)
お言葉に甘えて恵理ちゃん挟んで記念撮影。


帰りに見えた夕日に、きっと上手くいくって言われた気がしました。

本番まで間が空くので、その間の状態を何度か伺って、対処法など私から出せる情報はすべて出して、あとは本人の取捨選択にお任せ。
情報は多い方が良いと思い、メッセージを入れましたが、ちょっと五月蠅かったかも(笑)
当日は、姫路の出展先で携帯から観戦。
普段、前々で展開する恵理ちゃんが、所々集団最後尾で映るのがちょっと心配😨で・・・
でも、予報通りの暑さは、体力的には過酷でも血流の悪い人にはきっとプラスになってくれるはず。
と自分に言い聞かせながら(笑)ドキドキしていましたが、なんとラスト5㎞までメダル圏内の集団で展開するという結果。
本人たちは決して満足していませんが、あの状態でのこの結果は「やっぱ凄いわ!」の一言でした。

ITTは残念ながら、出走直後からlliacの症状が出てしまったようで、「ロードとTTの間でケア出来たら・・・」とか、「もっと施術効果持たせられなかったのか?」とか、申し訳ない気持ちでいっぱい😢
私の場合、筋肉的な治療は、西洋医学的な考えの方が断然効果出ると思っていますが、今回は血管由来という事もあり、東洋医学的治療がかなり要になった気がします。
眼で見てわかりやすい西洋医学に比べて、難しい感のある東洋医学的治療ですが、もっともっとレベルアップしていきたいと痛感しました。

それにしても、虚弱体質&運動音痴で「オリンピック?観戦するものでしょ。」と思っていた私が、選手のケアという形でオリンピックに参加する機会を得たのは、奇跡だと思います(笑)
そんな奇跡を与えてくれた與那嶺選手とTeamEriには感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
また次回お会いできるのを楽しみにしています。

 

 

TeamEriといえば・・・合宿でご馳走になったこのビール最高でした!

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