前回の記事(といっても3ヶ月以上前💦)の生理物質について、ひとつずつ少し詳しく説明します。

生命エネルギーの基本「」は、生命活動の最も根本的な物質となるもので、「先天の精」「後天の精」があります。
・先天の精=両親から受け継いだ極少量の先天的な物質。腎に蓄えられ成長・発育の源となります。
・後天の精=脾胃の働きで飲食物(水穀)+自然界から得られる精気で生成されます。(別名:水穀の精)
一部は「気」・「血」に化成して全身に行きわたり、残りは腎に収まり先天の精を補充しています。
先天の精と後天の精が合わさったものを腎精と呼びます。

・臓腑の精=各臓腑へ配分された精は、各臓腑の滋養と臓腑の気を化成し、生理機能の維持を行います。
・生殖の精=腎精には生殖に関与する精が含まれ、これを生殖の精と呼びます。
男女双方の生殖の精が結合する事で新たな生命を誕生させます。

精の病証はほとんど虚証(生理物質の不足・機能低下)に属します。
精は成長・発育・生殖と髄海(脳)の滋養に深く関わる為、発育不良・不妊・虚労・早老などの症状が起こります。
精が不足した病態を精虚と言い、腎精不足と同じ意味です。
精は30歳位から年齢に伴って減少します。加齢で出現する白髪・脱毛・歯や腰の軟弱化・難聴・健忘・尿漏れなども精虚の代表的な症候です。
原因・飲食不節(不規則な食生活)により、後天の精が十分産生できない。
・長患いや過労で気が消耗される。(気は精を化成しているので気の減少で精も減少する)
・多産、堕胎などで精など生理物質が損傷された。
・房事過多(性生活の乱れ)で精を消耗した。
・発熱で体内を滋潤する陰液が損傷された。(精も陰液に含まれる)
・先天的な精の不足
・出血、嘔吐、下痢、大量の発汗などで生理物質が失われた(不足した生理物質の補充に精を使ってしまう)
症状・先天不足=成長不良、発育不良(成長に必要な物質が足りなくなる)、虚弱体質、風邪をひきやすい(精不足に伴う気血不足で抵抗力が低下する)
・足腰のだるさ、軟弱化、骨のもろさ(精不足で骨が滋養出来ない)
・早老(滋養されない状態が長く続き、通常より早く老化する)
・髄海不足=耳鳴・難聴・眩暈・脱毛・健忘(髄海(脳)の滋養が出来ない)
・「気」「血」の化成不足=虚労、脈が弱くなる(気血不足により組織・器官の働きが落ちる)

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