ミイラ展

1~22日は、浅草で行われたサイクルパーツ合同展示会に出展させて頂きました。

来場者は関係者のみという、普段の出展とは少し違った雰囲気の展示会です。
マイナーイベント専門な私達は、ここでしかお会いしない大手メーカー系な方と久しぶりにお会い出来たり、全国各地のショップさんにお会い出来たり濃厚な2日間でした。

さらに!私は上野の国立科学博物館で2/24まで開催中のミイラ展に行って来ました!!

元々古代文明が大好きで「一度はエジプト」と思っていたので、11月に始まって以来気になって気になって。
でも巡回展も東海地区はスルーだし、3月の学会に絡めようと思ったら終わっちゃうしと思っていたら、あんこ男の神の声
あくまでも「暇な時間に、ついで」で行くはずが、もう楽しみ過ぎて、名刺を忘れてきた位(笑)
搬入だけ手伝って、午前中に終われるようダッシュで上野へ。
国立科学博物館は子供でいっぱい💦ですが、子供たちは常設展なんですね。
ガラガラの入り口に肩透かしでしたが、中は結構な人。
今の若い人って、マナーが良くて感心するんだけど、残念なのは俗にいう中高年
ガンガン押してくるわ、横入りするわ・・・なんでかなぁ。
撮影禁止なので、以下の写真はnational geographic 「ギャラリー:特別展ミイラの展示品 古代エジプト、インカから日本まで」からお借りしました。
刺激少な目のみですが、ギャラリーは閲覧注意かもしれませんので、悪しからず(笑)

私の中でミイラといえばエジプト文明、ツタンカーメンといった防腐処理した遺体だったのですが、
「生前の形を残したもの」という定義であり、自然(意図していない)ものを含め世界中に数多く存在しているんですね。

今回43体の中で最古のものは、BC3200年ころのアタカマ砂漠(チリ)の物でした。

ペルーのチャチャポヤのミイラ。
インカ帝国前から、遺体を布で包んで岩棚に安置する風習だったものが、インカ帝国になってミイラとして安置されるようになったもの。
顔の部分の刺繍から布自体に模様が施された物までの変化が興味深かったです。


エジプト文明はミイラマスクはツタンカーメンの模型は勿論、ミイラマスクや遺体の加工の進化のほか、動物のミイラがありました。
これは猫のミイラ。耳は布で付け足されています。
遺体加工と装飾が同時進行で発展していったけれど、最終的には装飾に重きを置かれてしまったという解説。
その見た目にこだわった結果として、子供に大人の骨を付け足したミイラの展示がありました。

見た目重視という解説が妙に引っかかってしまって・・・
見た目重視というのは、飾り立てるというより「健康体として埋葬したい」という気持ちの表れではないのかな?
ここの解説だけ、未だに引っかかってる💦

ミイラは乾燥が必要だと思っていましたが、湿地からも見つかっているんですね。
池の水質によって、骨は解けても皮膚が残る事があるそうで、皮膚のミイラも展示されてましたがこれは自主規制で(笑)
ちなみに冒頭のポスターは皮膚のミイラです。
オセアニアのミイラはかなり個性的でした。頭蓋骨だけ掘り出して、本人の髪+樹脂等で生前の顔を再現されたものは、かなりリアル。
日本からは自身を人体実験でミイラにしたという本草学者のミイラと、即身仏。
即身仏は生きながらにしてミイラになる修行を全うし、この多湿な国の土の中で1000日後にミイラ化成功したお坊さん。
そういう背景を知って見るからか?お顔が他のミイラと全く違う気がしました。
そして、物凄く崇高な空気を纏われていた・・・気がしただけ?どうだろ?

ミイラの状態や、古代人の体格。遺体の加工や、ミイラに本当にミルラ(精油)が使われているの?という興味で見始めたのが、
気付けば、展示されている彼らは今どう思っているのだろう?みたいな感じかな?
なんだか入り込んでしまい、1時間半かけて会場を出た後も、しばらく自分が戻って来ずベンチでボーっとしていました。
なんだろう?これが魅入られるって事かな(笑)
昨日も気付けばミイラの事考えてました。あ、今も(笑)
名古屋で有ったら通ってしまいそうなので、来なくて正解だったみたい。

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