漢方薬でドーピング!?

昨夜は先日のJCXマキノでUCIポイントを獲得されたお客様でした。
シクロクロスは風邪の流行りやすい冬のスポーツ、寒暖の激しい今年は特に注意ですね。
なんてところから、漢方薬の話になりました。
漢方薬は効果が穏やかとか、副作用が少ないと思われがちですが、実は!!
と、登録販売者っぽい所を見せてみました(笑)


例えば葛根湯、「風邪のひき初めに。」なんて言われますが、そもそも風邪の種類やご本人体調で使わない場合も多いのです。
そして、ピッタリ合えばホントに良く効きます。
効かない時はタイミングや体調とあっていないかもですよ。


風邪の漢方薬と言えば、麻黄湯も有名です。
インフルエンザにも対抗できる凄いお薬ですが、これはドーピングに引っかかります。
とお話したら、随分ビックリされてましたが、スポーツ選手であれば、当然ドーピングには細心の注意が必要です。
風邪で高熱が出て、自分自身が動けず家族に薬を買って来てもらうことも出てくるかもしれませんが、それ、違反物質入ってませんか!?
こんな善意から来て、誤って飲んでしまったとしても、陽性が出たらもちろん許されません。
厳しいようですが、それを許してしまったら、悪意のある違反者も「知らなかった」で誤魔化せてしまうから・・・

来年度からUCIコンチネンタルチーム登録の条件に
「全ての所属選手にアンチ・ドーピング違反歴が無い事(過去の違反が発覚した場合、または違反が発生次第、その選手を除外すること)」
という条件が加わりました。
うっかりから、競技を諦めなくてはならなくなる可能性すらあります。

競技をされる方は、日ごろからチェックするくせ、付けてくださいね。


JADA日本アンチ・ドーピング機構のHPでは、自分の使おうとしている薬が該当するかをチェックできます。→ https://www.globaldro.com/JP/search
時間のある時に、ご自宅の常備薬を確認されることも必要ですね。

東京都薬剤師会のHPでは、競技者向けにうっかりドーピング防止のための情報公開がされており、スポーツファーマシストの検索もできます。
スポーツファーマシストとは、最新のアンチ・ドーピングに関する知識を持った薬剤師さんです。

また、病院でお薬を処方されるときは、アンチ・ドーピングにかからないよう、一言お願いすることも有効です。

「プロじゃないし・・・」では済まされません。
うっかりドーピングと、風邪に気を付けて、シクロクロスシーズンを楽しんでくださいね。

 

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